疲労感
疲れが溜まると脳が眠りたいという睡眠欲求が起きます。睡眠不足で睡眠欲が満たされないと、脳と体は休息をとることができず、疲労感やマイナス要因が膨らんでいく「負債」が溜まっていきます。
睡眠が不足し、細胞の機能が低下した状態のままを続けていると、修復するためのエネルギーも不足してしまい、修復が充分でなく、疲労が蓄積されていくことになります。
認知機能低下する
睡眠不足によって脳に疲労が溜まっていくと、集中力や記憶力、思考力などの低下を起こします。これらは仕事や勉強などには効率の悪化や、ミスの発生につながっていきます。また、睡眠不足は精神面への影響し、不安やうつ、被害妄想などが発生する可能性もあります。
美容へ悪い
睡眠中の深い眠りであるノンレム睡眠は、成長ホルモンの分泌が高い期間でもあります。成長ホルモンは骨や筋肉を増やす働きを担っています。また新陳代謝の活性化や皮膚の修復などの働きももっています。睡眠不足になると成長ホルモンの分泌量が減るため美容面も影響がでてきます。
目次
睡眠による生活習慣病への影響
睡眠不足が続くと、さまざまな不調が生じてきます。睡眠不足は、糖尿病や高血圧、脂質異常症などの生活習慣病のリスクを高めることがわかっています。
睡眠不足は肥満になりやすいことも明らかになっています。睡眠不足によって、食欲を促進するホルモンの分泌が増加し、逆に食欲を抑えるホルモンの分泌が減少します。さらに、内臓脂肪の増加に関与するホルモンも増加します。これら生活習慣病の発症や進行を予防するためにも、睡眠不足の解消は大切といえます。