眠りたいのに眠れない、色々考えすぎて眠れない等、不眠が改善せずに、日常生活に支障がでる場合は不眠症が疑われます。代表的な不眠の症状は4つあります。
入眠障害 | 布団に入ってもなかなか眠れない。寝付きが悪い。 |
中途覚醒 | 入眠から2,3時間で何度も目が覚めてしまう |
早期覚醒 | 起床時間よりも早く目が覚めてしまう。またその後眠れない |
熟眠障害 | 十分な時間寝ているのに、眠った気がしないと感じる。眠りが浅い感じがする。 |
不眠の症状はひとつということではなく複合的に起こることもあります。
主な原因としては、ストレス、生活の乱れ、環境などがあります。
ストレス
ストレスは、不眠の原因となります。色々考えすぎて、頭が休まらない状態となります。
生活の乱れ
夜ふかし、深夜からの食事、暴飲暴食など生活の乱れから、体内リズムが崩れ、不眠につながります。また、仕事のシフトで夜勤等の交代制勤務による昼と夜が逆転する場合も睡眠のリズムが崩れる傾向があります。
眠る前の食事
就寝前の食事は睡眠の質を低下させます。満腹状態になるとホルモンが分泌され、眠気をもよおします。しかし、食べたものを消化させるための働きを促し、睡眠の質としては浅い眠りになりがちです。
アルコール・カフェインの影響
眠れない時にお酒を飲まれるかたもいると思います。実際に、適度なアルコール摂取はリラックス効果もありますが、アルコールは睡眠の質を低下させています。●
アルコールを飲むと入眠するまでの時間は短くなりますが、眠りが浅くなる傾向があり途中で目が覚めたりすることが多くなります。アルコールが体内で分解されるときに発生するアセトアルデヒドが深い睡眠を妨げるとされているからです。
また、コーヒーやお茶などに含まれるカフェインにも影響されます。
カフェインには、神経を興奮させる働きがありますので、睡眠ホルモンの「メラトニン」の働きを抑制するともいわれています。